目次
すっころび鍵が開かないよ事件⑧!
社内にはもう彼のファンがかなりいて目撃談として
報告してくれた事件があった。
ある雪の降った翌日のこと。ふと外をみると彼が外の渡り廊下
をつるつると滑りながら歩いていた。
長い渡り廊下の先には扉があり、ようやくたどり着いたと
思った瞬間、扉は鍵が閉まっていた。
彼は外見から明らかにわかるようにひどく溜息をつき、
またつるつると滑りながら渡り廊下を歩いて引き返していた。
その哀愁と運のなさに観察していた者は爆笑した。
禁煙! 全身ビリビリ事件⑨!
彼の禁煙への挑戦は全て失敗に終わっているのだが、
この10年で3回はチャレンジしていると思われる。
禁煙を始めてから3週間(きっかけは奥さんとの喧嘩が理由)
「禁煙3週間ってえらいですね~」と同僚が話しかけると
彼は「1週間目で1回だけ吸ってしまったんですよ~」
「その時は全身ビリビリと染みわたるような感覚でしたよ~」
「わかります?」と勢いよくいわれたので同僚は「わかる!」
と会話していたが、禁煙失敗じゃね~?という事件。
セコム来ちゃうよ~事件⑩!
彼と数名が残業していたある日、彼が管理の机の横を
通った時なぜかぶつかって、緊急時にセコムを呼ぶための
受話器が外れてしまった。彼は「来ちゃうよ~来ちゃうよ~」
とセコムが来てしまうことにひどく動揺していたが、
受話器を置くとしばらくして、セコムから電話がかかってきて
「あ~すいません。誤報です。」とすんなり応えていたこと
から皆はこいつ前にも受話器はずしたことあるな!と
感じた事件。
原本に書いちゃったよ事件⑪!
彼は入社当時「自分はメモが得意です!」と語っていて、
彼がメモを取るときは確かにノートに書いているのだが、
「あれおぼえている?」と彼に聞くとおもむろに
ノートを開いて確認するのだが、字が汚すぎて彼自身も
どこに書いておいたとか書いておいた場所を見つけても
字の解読ができなかったりとか意味がないことが普通であった。
そんな時に彼となにげなく話していたら、彼の手元には
いつものノートではなく、なぜか契約を結ぼうとしている
パソコン関係の保守契約書の原本があり、思わずそこに
メモをしていた。「それ、契約書原本じゃないの?」と
聞くと「あっ!やべ~、どうしよう!」とひどく動揺
していたカスだなぁ~事件。
取引業者に名前聞いちゃったよ~事件⑫!
ある日経理担当者の女性が彼になんとなしに
「この業者さんの名前はなんて読むんですか?」と
尋ねると
「あれ?あれ?なんだっけなぁ~?」とぶつぶつと
独り言をいっていたかと思ったら、突然その業者に電話
をかけて社名を聞いていた。彼自身が担当している業者
にもかかわらず「すいません!社名なんて読むんでしたっけ」
と失礼極まりないことをする彼に経理担当女性は呆然と
していた事件。
スタンドに夢中事件⑬!
彼の同僚の担当が社内向けに広告の締め切り日を掲示した
スタンドを社内の社員に見やすいように立てて置いていた。
社員はその掲示を見て広告を担当者へ締切日前に提出する
ことになっていたが、彼はそれを見て「おっ!このスタンド
いいですね!」と担当者に言っていた。しばらくして、
彼とその担当者で別の作業をしているときのこと、
彼が「そういえば広告の締切日いつでしたっけ?」と
聞いていたので彼はスタンドに気をとられて大事な掲示
の内容を全く見ていなかったよ事件。
上司の机に忘れ物をするよ事件⑭!
彼は事前に説明することや報告することがひどく苦手で
特にある管理職に対してはひどく怒られてしまうことが
たびたびあり、恐怖を感じている上司がいた。
ある日彼が一生懸命その上司に説明しているのだが、
はたから聞いていると全くわけがわからなく説明して
いるようで案の定上司が怒ってしまったときのこと
すごすごと自分の席に戻っていったのだが、ふと上司
の席の上を見ると説明していた資料が置き去りになって
いた。上司もパソコンの作業をしていたせいか全く気付
いていなく、彼はばつが悪かったのか上司がトイレに行
って席をはずした瞬間に取りに戻っていたという子供
みたいな事件。
大事な写真をなくしちゃったよ~事件⑮!
彼の同僚が役員を連れて広島へ出張へ行った時のこと
宮島で記念写真を撮ってきたのだが、そのうちの1人
の役員と彼とで別の場所への出張があり、同僚がその
役員と会わないので記念写真を渡すように彼に写真を
預けたのだが、彼は「〇〇さ~ん!」と気持ち悪い口調で
話しかけてきたと思ったら、
「写真!失くしてしまいました。」
同僚は「えっ!なんで失くしたの?」と尋ねると
彼は「書類をパラパラめくっていたら、どこかへ・・・」
「すいません。」と・・・しかもその役員に写真を
失くしたことを言ったらしく、よく探しもしなかったので
再度彼の費用で現像してやったという
「ガキの使い」にもならなかったよ事件。
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